◆◆◆◆

小さい頃、

地球が丸いという事をずっと信じていなかった僕は

 

地球に果てがある派でした。

地球儀をみても全然納得いかなかった訳です

 

 

おとうさん、おかあさん、先生が言ってるから地球は丸い!!

 

んな訳あるかい!

丸い上に凄い速度で回転してるやと?

 

馬鹿な事を言うでない!!!!

実際お前らみた事ないやろ!!

絶対騙されてる!!!

 

だってでかいボールの側面に立てるか??

しかも回転してたら不可能やん。

 

と、ひねくれたガキでした。

 

逆になんで信じられるのか不思議でたまらなかったです。

 

 

僕が思っていた地球

(子どもの頃思い描いていた事なのでほっといてほしい)

 

 

それはがっつり平面になっていて

ちゃんと果てがある地球。

 

で、そこからは本当にファンタジー野郎で申し訳ないんですけどね、

 

果てまでいくと、

下にはさらに大きい地球が広がってるんですよ、意味わかるかなぁ

わからんよなぁ

 

なんか何段にもかさなったウエディングケーキのイメージです。

 

今生きてる層が1で

ウエディングケーキの1番上だとすると

 

下に広がる層は2で、

重なったケーキでいうと上から2段目です。広さもとてつもなく広い層です。

 

それで1の地球の果ての方にはジャングルが広がっており、

 

ジャングルを抜けると1の地球から2の地球が見下ろせるようになってます。

 

 

断崖絶壁になっており、

高さも何千メートルもあります。

 

1の層から見た2の層は

やはりジャングルになっており目に移る範囲は全てジャングルが

ただひたすらに広がっています。

 

1の層から2の層には行けるが

2の層から1の層には上がってこれないようになっており、

1の層から2の層に降りると

二度と戻ってこれない仕組みになっています。

 

 

2の層にいけば見たことのない動物や植物もいっぱいいて、

2の層にも必ず誰もまだ知らない町や文明があると思ってました。

 

要は1の層が日本や中国、アフリカアメリカなどみんなの知り得る地球となっていて、

 

どこかの国の地面から

2の層に行けると思っていたのです。

 

もう裏ステージのようなものです。

まぁ違う星のような感覚です。

 

絶対行こうと思ってました。

 

 

どうやって崖から降りるのかは

考えていませんでした。

 

ただ

1の層から2の層を見た時のイメージだけはしっかり脳内再生されており

 

向こうのほうでは

とんでも無いぐらいデカイ鳥とかが飛んでいたりしてました。

 

 

 

 

とにかく

頭がぶっ飛んでいたのか

絶対そうだと信じておりました。

 

今思えば壊滅的に頭が悪かったのでしょう。

 

 

それでも学生の間は当時の事を思い出して、

そういう世界の続きを妄想したりする度にワクワク出来るのです。

 

 

今ではもう何も頭に浮かんでこず

地球が丸くて当たり前

何にも面白いものは

現れてくれません。

 

 

成長という退化をしたのでしょう

 

進化する過程で

退化するものも中にはあるのです

 

普通に生きていれば

それにもきっと

気付く事も無いと思います

 

 

僕はこういう事は成長したと

一概に言えないと思うのです。

 

 

出来てた事が出来なくなってしまっているのです。

 

形に見えないものが崩れていくのは恐ろしい。

目に見えるものならすぐ補強できるものの、

目に見えないものは

気が付かないのです。

 

 

つまりこの話は

あくまで例え話であって

 

気づかないうちに積み重なっているものもあれば

気づかないうちに崩れていったものは

 

しっかり記憶をたどれる範疇にないものや、現実になにか影響があり、改めて向き合えるもの以外は

 

未来永劫思い出す事すらないまま

消えて行くのです。

 

 

 

 

 

 

理解する必要がない内容でした